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いよいよ今日からボランティア活動が始まる。7:45 ホテルをチェックアウトし、指定された熊本城「城彩苑」横のボランティア専用駐車場にバイクを停めて、徒歩にてバスターミナル横にある花畑広場のボランティアセンターに向かう。 8:30 参加申し込みの列に並び、申込書に記入などして待機。みた感じこの段階で参加人数は300人ほど、週末のせいか人数が多い感じ。

9:00 指定されたテントに移動し、オリエンテーションが始まる、活動時の注意事項などの説明のあと、この日の活動のためのマッチングが始まった。次々とスタッフがきて活動依頼の呼びかけをしていく、様々な作業がある中から自分の希望の活動に手を挙げて申し込む方法だ。

 

1日目の活動

 

マッチングでは次々と活動依頼の要請がきて、まわりのボランティアが素早く手を挙げて活動がどんどん決まって席を立っていくが、私はなんだか雰囲気にのまれて気後れしてしまい、なかなか決まらずに残ってしまっていた。その時に『東区のサテライトボランティアセンターに移動してその地区で活動をお願いします。』という依頼があり、このまま残ってしまうのもどうかと思ったので思い切って手を挙げて移動することにした。

サテライトボランティアセンターに20人ほどがバスで移動し、再びマッチングが始まり、1日目の活動に決まったのは以下のとおり。

[依頼内容]

熊本市東区八反田の個人宅からの依頼による屋根から落ちた瓦の片づけ・付近の清掃と震災大型ゴミの片づけ

 

[参加者]

●男性4名(私を含めて) ●女性1名

◎地元の60代の男性 ◎地元の50代のご夫婦 ◎兵庫より福岡に出張中の40代の男性(仕事終わって熊本まで足を伸ばしてきたそう)

熊本市が震災復興作業用にチャーターしたワゴンタクシーで移動。現地到着後、依頼主の方を尋ねて依頼内容を確認し作業をスタート。 家のまわりに落ちた瓦を片づけて1ヶ所にまとめ、手分けして土のう袋に入れてネコ車(手押し車)で指定の災害ゴミ出し場所に運ぶ。瓦は重く、量も多いのでお年寄りや一人では難しい作業だ。 付近の住人の方からの依頼でゴミ出し場所付近の片づけ&清掃も行なった。ゴミ出し場所が汚いと震災ゴミ以外のものを不法投棄されてしまうのだという。作業終了後、大型ゴミの片づけ作業に着手。物置の中のゴミの分別&片づけ作業だが、はっきり言って震災関連の作業ではないのでは?と思いながらも作業を進める。うーん、むずかしい。

作業が落ち着いたところでみんなで昼食。昼食はコンビニで買おうと持参しなかったが付近にはコンビニはおろか商店らしいものはなく、50代夫婦の方のご厚意でおにぎりを分けていただいた。失敗した。明日からは昼食を持参することにする。

昼食後ボランティア参加者の方と色々と話しをする。地元出身の方の地震体験など参考になった。その後作業開始し14:30頃までに作業終了。迎えの車の依頼をして住人の方の話を聞きながら車を待ち、到着した車に乗ってボランティアセンターに15:00に戻る。 本日の作業内容を参加者で意見交換し、報告して本日の作業は終了。

活動終了後

 
終了後バイクで本日からの宿泊先「城の湯」にむかう。「城の湯」は熊本城近くにある温泉施設で宿泊も可能。東京からの事前の予約で5/22〜5/25まで宿泊予約をすることができた。震災後休業している宿泊施設が多かったので宿泊先の確保には苦労した。
チェックイン後、風呂で1日の汗と疲れを流し、さっぱりした気分で市電で繁華街に向かい散策。熊本城の被害は甚大だが繁華街はそれほど目立った被害もないようで人が多く活気に溢れていた。

◎本日の夕食◎

熊本の繁華街「サンロード」近辺でみつけた居酒屋「五十三萬石」にて五十三萬石セットを注文。

生ビールと馬刺し・焼き鳥など5品で¥1,000!(ビール込み)のお得なセットを堪能。 その後市電で宿に戻り明日の活動に備えて早めに就寝。

◀ これで¥1,000 驚きの安さ!

【マッチング】

被災者からのボランティアの活動依頼内容をスタッフが説明・提示して、ボランティア参加者が自分で行いたい・行える活動を選ぶ作業。熊本市のボランティアセンターでは毎朝9:00から申し込み順に行われていた。

依頼内容で多いのはがれきの片づけや家の中の片づけなど。水前寺公園の池の清掃や避難所に行って救援物資の整理・配布作業。避難者へのケアなどの依頼もあった。

災害派遣従事車両証明書

​​ボランティア参加の列に並ぶ

災害派遣従事車両証明書

ワゴンタクシーで現場に向かう

災害派遣従事車両証明書

ボランティアセンター

熊本城近くにある城の湯

今日一緒に作業した60代の男性もご自宅が被災し多少被害が出たということだが、もっと被害が大きかった人が心配で、いてもたってもいられずにボランティアに参加したと言っていた。宿泊先のない若者のボランティアを泊めたこともあったそうだ。

ボランティアの方の中には、熊本市内だけでなく、益城町や南阿蘇村、西原村などへ行って活動している人もいた。 ただし、熊本ほどボランティアセンターの規模が大きくなく、募集人員も限られているようで、朝の段階ですでに募集定員に達していて活動ができないこともあったという。

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